たまごの賞味期限と消費期限
たまごの賞味期限:産卵日を起点として3週間
※マーケットなどで購入されるたまごは、家庭などで冷蔵庫(10℃以下)に保管される期間を含んでいるため、生食できる期限から7日を差し引いた日数以内に販売することが決められています。
たまごの消費期限:冷蔵での長期保存が可能
※長期保存を保証するものでないことをご理解下さい。
※ヒビ割れのある卵は必ず加熱して召し上がって下さい。
※昔の味たまごで行った実験が賞味期限を過ぎても生で食べられる事を保証するものでないことをご理解下さい。
もっとよく知る!
数か月も卵が悪くならないのには科学的根拠があります
卵殻は細菌を通しませんし、もし通っても卵殻膜が細菌を防ぎます。
卵殻膜は、ゆで卵で剥けないあの薄皮です。
もし仮にそれまでも突破して内部に侵入したとしても、白身に含まれるリゾチウムと言う強い溶菌作用をもつ酵素が細菌を退治します。
リゾチウムは風邪薬などにも使われています。我々にとっても身近な成分です。卵はリゾチウムを豊富に持って生まれてきています。
なので、卵は冷蔵での長期保存が可能なのです。
※長期保存を保証するものでないことをご理解下さい。
じゃあ、なぜ卵の賞味期限は2週間なの?
当農場では、賞味期限は2週間を目安としています。
実は卵の中にサルモネラ菌が居る可能性は0ではありません。10万個を検査すると、3個にサルモネラ菌が居るとされています。(この菌が増殖を始める前までの期間が、鶏卵を生食できる期限とされています)
しかしそれは食中毒を起こすほどの量ではありません。
※マーケットなどで購入されるたまごは、家庭などで冷蔵庫(10℃以下)に保管される期間を含んでいるため、生食できる期限から7日を差し引いた日数以内に販売することが決められています。
サルモネラ菌は10度以上で繁殖を始めますので、冷蔵庫に入れておけばほぼ繁殖の心配はありません。白身の中では繁殖しませんので、卵黄まで到達しなければ心配はありません。
卵黄は卵黄幕に包まれているため、サルモネラ菌が卵黄内へ侵入することは、ほぼ考えられません。
ですので、六か月まで生で食べてみると言う実験ができます。
ただ、悪条件で2週間を過ぎるとリスクが増えるのも事実です。
卵を高温で2週間放置したらやばい可能性が!
真夏の30度を超えるような部屋の中に卵を2週間も放置すると、白身も緩くなり卵黄膜も脆くなります。
すると、サルモネラ菌が卵黄に侵入するリスクが高くなります。
サルモネラ菌が卵黄に入ると、卵黄の鉄分を栄養に一気に増殖し始めます。
そうすると、生で食べるのは危なくなってきます。
ただ、サルモネラ菌が居る可能性は10万個のうち3個ですので、リスクは低いです。(0.03%ということですが、0%というわけではないんですね)
まとめると、
30度を超えるような環境で2週間放置すると
生で食べたら危ない卵が10万個のうち3個あります。
と言う事になります。
どうでしょう、冷蔵庫に入れていれば、必要以上に過敏になることはないと思いませんか?
賞味期限を過ぎたから捨てたという声を聴くのですが、加熱すれば問題はありませんので召し上がって下さいね。念のため加熱はした方がいいですよ。
※ヒビ割れのある卵は必ず加熱して召し上がって下さい。この実験が賞味期限を過ぎても生で食べられる事を保証するものでないことをご理解下さい。
日本養鶏協会が定めた賞味期限について
たまごの賞味期限は「産卵日」が起点
日本養鶏協会によると、たまごの賞味期限は、家庭で生食用として消費される鶏卵については、産卵日を起点として21日以内を限度として表示することを義務づけています。
また、鶏卵の最適保管温度は25℃以下、つまり冷蔵庫の中に入れておく状態であれば、たまごは産卵日を起点として3週間ほど生の状態で食べられる状態が続くと判断されています。
破卵、ひび割れ卵は生食用には不適!
用途は加熱加工用に限定されます。
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