昔の味たまご農場(養鶏農家)の日常
養鶏農家って普段、どんな仕事してるか分からないですよね。
鶏のうんちを処理したり卵を集めて出荷したりと様々あるのですが、鶏が快適に過ごせる環境づくりも大切なお仕事。
先日は鶏糞の処理機の不具合で、大きな設備の中にもぐって全身糞だらけになりました(笑)
朝は鶏舎の見回りから始まります
朝はスクレーパーと言う機械を動かして鶏糞を集めます。
その時に床が少し濡れているのに気が付きました。
少しだから良いか!と見過ごすと、ちゃんとした事故になりかねないので原因をチェックします。
恐らく、水のタンクから溢れているか漏れていると思われます。
四つ縦に並んでいるボックスをチェックします。
どうやら一番上のタンクから水が垂れていたようですが、ちょっとおかしい。
一番高い所にあるタンクなのに、蓋の上が濡れてるんです。
水が上に上るはずはないので、思ったのと違う原因がありそうです。
雨漏りかな?と天井を見上げましたが、そもそも雨も降ってないです。
足場の悪い機械の上であちこち見ていたのですが、怪しい所を見つけました。
左側の手前から奥に伸びるホースの一部が切れているように見えます。
ここです!
小さな亀裂があります。今は漏れてない。
鶏たちが水を飲まない夜になると水圧が上がり霧のように吹きだしていたのだと思われます。
それなら蓋の上が濡れるのも納得だ。
反対側に渡りホースを取り外します。
足場が無くて、機械の上でバランス取りながらの作業だから足が疲れます。
ホースの抜け防止のためにボンドをくれているので剥がすのも一苦労です。
ホースとホースバンドも新品に交換しました。
万が一抜けてしまうと鶏舎が水浸しになってしまうので、ボンドを塗って、ホースバンドで締めて、さらに針金でも締めて補強します。
すでに足がプルプルしてます(笑)
水を入れて、漏れが無いかを確認しました。
ばっちりですね。
なんちゃって大工もやります
養鶏場をやっていると、電気もやるし溶接もやるし機械も直します。
先日は雨漏りの修繕をしました。
築35年以上の鶏舎ですから、屋根もそろそろ限界です。
いろんなところから雨漏りしています。
波板を剥がして貼り直すのは既存の波板との収まりなども考えると大変なので必殺技を出しました。
波板の上から垂木を打って波板を重ね張りしてしまうんです。
これで充分、雨漏りは防げます。
手直し手直し。貧乏暇なしです。
今日も鶏舎は快適です^^
昔の味たまご農場 どんべえでした。