卵の白身の赤い血のような点々はミートスポットと言います。

ここのところのイベント出店ラッシュと、決算のバタバタで久しぶりに畑に行けました。
すっかり収穫のタイミングが遅くなってしまった^^;
私、どんべえが利用している、淵野辺ふれあい農園の様子はまた今度。

 

白身に入っている赤い点々の正体はミートスポット

「白身に赤い斑点があるのですが食べられますか?」

お客様から良く頂く質問なのですが、これは食べられます。

茶色い卵には良くある現象で、ミートスポットと言います。

ミートスポットを撮りたかったので、卵を5個ほど割って見ました。

ちょっと分かりづらいけど、細かい点々が見えますかね?

5個割った内、4個にミートスポットが確認できました。

よ~く見ないと気がつかないのも入れると、けっこうな確率で入ってますね。

 

 

長辺で2ミリ弱ほど。

 

 

これはモヤっとした感じで細かいミートスポットが集まっています。

 

 

細かいゴミが散らかったように見えますね。

これもミートスポットです。このくらいのボリュームになると、意識してなくても気が付きます。

ここまでしっかりと確認できる卵でも、1割ほどあるのではないかと思います。

 

卵黄に張り付くようにあるのはブラッドスポットに見えなくもないけど、たぶんミートスポット。

大きいのでも3ミリ程度です。

 

ブラッドスポットについて簡単にご説明

ちょうどいいのでご説明^^

ブラッドスポットはその名の通り、血液が入ってしまう現象です。

原因としての多くは次の二つです。

 

卵黄に張り付くブラッドスポット

卵黄はブドウの房のように鶏の胸元にあるのですね。

成熟するとそこから離れて、受け皿のようなところに落ちて白身を作る工程に入ります。

落ちるときに袋を破って出てくるのですが、その時に血が付いてしまう事があります。

この時にできるブラッドスポットの特徴として卵黄に張り付くように発生します。

 

白身に入るブラッドスポット

卵黄は卵管という管を通り白身が形成されるのですが、卵管は毛細血管が張り巡らされています。

鶏が、音などに驚いたりすると毛細血管が破れて卵白に血が入る事があります。

ブラッドスポットは、そんな理由で発生します。

食べられますのでご安心を。

ブラッドスポットの発生率は5%程度と言われているので、けっこう多いですよね。

ただ、白身に血液が入る場合は大量に入ることもあり、それは血卵と呼ばれます。

血卵については後ほど写真を載せますね。

 

ブラッドスポットのでき方

 

ミートスポットの正体

ミートスポットは肉斑と言いますが、肉と言っても卵殻の色素が何らかの原因で白身に散ってしまったものです。

卵殻の色素が沈着する現象なので、圧倒的に茶色い卵の方が発生率が高くて3割程度もあります。

およそ3個に1個。多いですよね。

黄身の表面の膜が固まって、そこに色素が沈着することもあります。

そうすると結構な塊がゴロっと入ることもあります。

流石に気持ちが悪いと思うので、取り除いて召し上がって下さいね。

※大きいミートスポットは滅多にないので画像がなくて、ごめんなさい。

 

 

大量に白身に血が入ってしまう現象を血卵と言います

 

ちょっと衝撃的な画像ですね。これは血卵と言います。

卵管で何かがあって、白身に大量の血が入ってしまっています。

毒ではないですが、食べない方が無難です。

食べたとしても食あたりする事はないと思うのですが、食用不適です。

 

割った卵は調理しましたよ!

最後に滅多に料理しない、どんべえが焼いた玉子焼き。

お醤油だけでシンプルに^^

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