なに!?ボディーチェック卵だと?
↑は国立相模原病院納涼祭の様子です^^
お祭りのご報告は後ほど!
ボディーチェック卵とは?
ボディーチェック卵、聞きなれない言葉ですよね。
養鶏農家ですら、まず使いません。
これは一体なんだ?と言うと、卵の殻が生成される途中で一回割れてしまって、その上から殻が生成される卵のことを指します。
大まかに説明すると、以下のようなことです。
卵の殻は大きく分けると二つの層になっています。
卵殻膜に接しているのが乳頭層、その上に整形されるのが海面層といいます。
卵殻膜については、軟卵って何なん?で面白い写真がありますのでどうぞ。
ボディーチェック卵とは、乳頭層が整形される途中に一度割れてしまい、その上から海面層が整形された卵の事を言います。
表層の海面層は綺麗に形成されるので、見た目には分からないのですが、透光検査と言って強い光を当てるとスジが透けて見えます。
著しく症状が出る事もあって、下のこれはボディーチェック卵の症状が著しく表に表れた卵です。
普通は見た目には表れません。
殻がデコボコとしてますね。これはボディーチェック卵の症状が著しく出た例です。
3L、4Lなどの大きな卵で良く見られます。
ボディーチェック卵は日齢(鶏は年齢でなく日齢を目安に数えます)の経った老鶏に多く見られます。
大きい卵は老鶏が産むことが多いので、大きい卵でボディーチェック卵が多く見られるのかな?と思います。
若鶏は小さい卵を産む事が多くて、老鶏は大きな卵を産む事が多いのです。
「夏はMSなどの小ぶりな卵の方が美味しいですよ」
とお客様にお勧めするのも、夏の時期は若鶏の卵の方が品質が安定するからなんです。
鶏は体温が40度以上あって暑さに弱いのです。
涼しい季節は大きな卵も緩むことなくしっかりとするので、どのサイズも美味しいですね^^
また大きい卵は卵殻が薄いので、乳頭層が形成される途中に割れやすいのかなと思います。
大きい卵の殻が薄くなりがちなのは、卵が大きくなっても比例してカルシウムが増えないためです。
同じ分量のカルシムを薄く延ばすようなイメージですね。
ボディーチェック卵は、普通は出回ることはないのですが、ごく稀に出荷されてしまう事があります。
殻がいびつで「ぎょっ」としますが、中身には影響はないので、お手元に届いた時は珍しい卵が見れた!と思って頂ければと思います。
猛暑で卵が大きくなりません
今年の猛暑はほんとに異常です。
暑さに弱い鶏はすっかり食欲をなくしてしまい、餌を食べてくれないので卵が大きくなりません。
直売所のアイドルヨタロー君もこのありさまです。
これ、完全に事件現場ですよね?(笑)
遠くから見て、死んでるかと思ったもの。
ご興味がありましたら、昔の味たまご農場の暑さへの取り組みについてご覧ください。
卵屋が関わった今年の夏祭りをご紹介
まずは国立相模原病院の納涼祭です。
卵とプリンを販売させていただきました。
嫁さんとのツーショットです^^
祭好きな嫁さん、協力的で助かります。
プリンを買ってくれたスタッフさんを撮らせてもらいました。
ホームページに載せていい?と聞いたら、快くオッケーでーす!と言ってくれました。
みんな可愛いな~^^
お隣さんも楽しそうですね。現場は鉄火場です。
納涼祭のメインステージ。
院長先生率いるバンドの演奏が始まると、ドーン!と言う音とともに、キラキラした帯が舞い散ります。
院長が歌が上手いんですよ、また。
お祭りの最後は花火で終わります。
もうちょっとキレイな写真を載せたかったのですが、実力不足で撮れなかった~(´;ω;`)
さらに麻溝台ふるさと祭り
変わって、ふるさと祭りのご紹介です。
地元麻溝台のふるさと祭りでは毎年、白いモチモチ生地の今川焼を焼いてます。
150円と決して安くない価格ですが、600個以上を販売させて頂きました!
この生地のレシピ開発にはけっこう苦労があったのですが、それはまたの機会に。
もともと「たまご焼き」のために開発した生地です。
実は、これ焼いてるの嫁さんなんですよ。腕上げたな~(笑)
地元の土建屋さん、岩崎さんとのツーショット。
テンション上がって、おっさん二人で自撮りです(笑)
岩崎さんは毎年焼き鳥屋さん担当。
トリオヤジのTシャツは、鳥人間コンテストに出場した友人の手伝いに行った、そのチームTシャツだそうです。
祭の後は実家の庭で、大人は酒盛りしつつ子供たちは花火をしました。
もちろん、大人がちゃんとついてますよ。ご安心を。
こういう体験を通して地元を好きになってくれるといいですね。
ふるさと祭りが長く続くと嬉しいです。