卵の本当の賞味期限を検証!六か月目の卵ー昔の味たまごは、いつまで生で食べられるのか?
ん?なんだ?冷蔵庫の中に怪しい光に照らされる卵のパック。
そーだったー、半年前の卵を卵かけご飯で食べるって公約してたんだ~!
この記事は
4か月経った卵を食べてみた結果・・・
卵の本当の賞味期限を検証!昔の味たまごは、いつまで生で食べられるのか?
卵の本当の賞味期限を検証!二か月目の卵ー昔の味たまごは、いつまで生で食べられるのか?
卵の本当の賞味期限を検証!三か月目の卵ー昔の味たまごは、いつまで生で食べられるのか?
の続きです^^
※最初にお知らせ
生卵は賞味期限内にお召し上がりください。
この実験は卵の性質を熟知した養鶏農家が体を張って、卵の持つ力を証明する実験です。
長期保存をお勧めするものではありません。
六か月経った卵を卵かけご飯で?ほんとに食うの?
二か月目、四か月目、六か月目で生卵を食べると公言して、1月6日に冷蔵保存してから六か月経ちました!
これが半年前の卵。卵のもつ能力は知っていますが、さすがに六か月経った卵での卵かけご飯は初体験。
出来たら食べたくないですね^^;
ちなみに下が半年前の画像。一番右の卵を見比べてみて下さい。ほら字が一緒です。
質感がだいぶ違って見えますが、カメラが違うからです。
左から二か月目、三か月目と卵かけご飯で食べました。今回食べるのは一番右の卵です。
六か月経った卵・いよいよ割って見ます^^
さて、卵を割って見ました。
水溶性卵白が増え、濃厚卵白の張りもだいぶ弱くなっています。
卵黄の色が濃く見えますね。これは水分が蒸発して、色が濃くなっているのではないかと思います。
黄身の張りは弱くなっていますし、肉眼で見ると干からび始めているように見えます。
そうそう!真ん中にあるうっすらとした白い斑点、分かりますか?これは胚盤です。
卵黄の中心にはラテブラ(白色卵黄)と呼ばれる小さな丸い部分があります。
ゆで卵にしても黄身の中心が固まり切らないのはご存知ですか?あれがラテブラです。
それが卵黄の成長とともに、外に移動して胚盤を形成します。
たまに、黄身の中心が固まらないから古いのですか?とご質問を頂きますが、それはラテブラです。
もとから固まらない部分なのですよ^^
六か月経った卵、試食します!
さて、いよいよ試食です。
見た目も臭いも問題なさそうです。
が!!流石に食べたくないですね~^^;
せっかくなので、こだわりのお醤油で
せっかくなので文右衛門蔵の出汁しょうゆで頂いてみます。
おいしいバトンと称して、日本の伝統を未来へつなぐ活動を行っている文右衛門蔵。
バトンをイメージしたボトルも素敵ですね。
お!好きな写真が撮れた^^ 蛍光灯の光が残念!
日本の食は豊かになっているように見えますが、見えないところでは大切な文化が失われつつあります。
こういった悲観的な事象の裏側では、少数派だけど前向きな活動をする人々や企業がいる。
それが嬉しいですね。
YOLO BURGERを運営している田中さんに、と明治大学の本所先生から頂きました。
本所先生ありがとうございます!
ホントに食うよ!ドキドキの試食です
いざ!!
んが~っとね!
ん・ん・ん~!!?
普通に美味しいですね。
これを書いているのは翌朝ですが、体調もいまのところ問題なし^^
ただ、絶対に真似はしないでくださいね。
なぜ六か月経った卵を生で食べても平気なの?
ちなみに卵白が黄色く見えるのは、ビタミンBの色です。
昔の味たまごはコクを出すために魚粉をふんだんに与えていて、ビタミンBはそれに由来しています。
鶏卵は見た目と匂いに異常がなければ、ほぼ問題なく生食できます。
それはなぜ? というところを、以下のページにまとめました。
- 卵と風邪薬などに使われるリゾチウムという成分の関係
- 卵とサルモネラ菌と賞味期限二週間
- 高温で卵を放置するのは危険!
上記のことについて解説しています。ぜひご覧ください!
昔の味たまごの特徴
昔の味たまごはコクを出しつつ、独特の匂いを抑えた卵です。
初めて卵かけご飯を食べられました!
と嬉しい声をいただく事も多々あるのですが、卵独特の臭いが少ないからかも知れませんね。
三月からこの実験シリーズとともに観察してきた庭の梅の木。
7月は虫に食われた葉が残るのみでした。
なんか実験の終わりを告げるみたいで、お後がいいじゃないの^^
花が咲き、実を付けて、虫食いの葉を残すのみ。
梅の木の変化にもご興味がありましたら、下のリンクよりどうぞ。
二か月目の卵の実験から梅の木の観察をしています。
- 4か月経った卵を食べてみた結果・・・
- 昔の味たまごは、いつまで生で食べられるのか?
- 二か月目の卵ー昔の味たまごは、いつまで生で食べられるのか?
- 三か月目の卵ー昔の味たまごは、いつまで生で食べられるのか?